若手WG(愛称 ひよこ組)
第1回フィールド研究会を開催しました。
【開催趣旨】
地域環境学ネットワークには、地域の活性化や環境保全と、それに資する科学研究をもとめて、地域住民の皆さんとの協働による研究と実践活動に取り組む人々が全国から集まっています。中でも「ひよこ組」の若手メンバーは、全国各地で地域に入りこみ(または自分が育った地域で)、地域のために自分に何ができるのかを考えながら、日々格闘しています。 今回のフィールド研究会は、能登地域での「能登半島里山里海自然学校(現・おらっちゃの里山里海)」や「里山マイスター養成プログラム」などの取り組みから、豊かな自然と文化を活かした生業や活動を生み出し発展させるプロセスについて学ばせていただくために企画しました。
特に次の点について、能登のみなさんとの交流をつうじて、理解を深めたいと考えています。
・地域社会の一員としての研究者の役割とは?(研究者から見て)
・地域に研究者が常駐することの意義とは?(地域に暮らす人々から見て)
・地域と研究者の協働のための組織・ネットワークづくりの方法
・地域で暮らす人々が求める「学び」とは? など
フィールド研究会終了後に、参加者による報告書(『季刊 ひよこ』)を作成する予定です。
【日程】
2012年2月25日(土)〜26日(日)の2日間
2月25日(土) 金沢大学能登学舎 研究会(1)
13:15-13:30 開会挨拶・趣旨説明(清水)
13:30-14:00 活動紹介1(赤石大輔さん)
14:00-14:30 活動紹介2(伊藤浩二さん)
14:30-15:30 フィールド見学(能登学舎周辺の保全エリア)
15:30-17:30 活動紹介3(ひよこ組参加者全員)・議論
17:30-19:30 懇親会 典座
20:00〜 農家民宿しいたけ小屋ひろ吉 で宿泊、議論つづき
2月26日(日)輪島市三井地区 研究会(2)
10:00-12:30 まるやま組アエノコト(田の神様をお見送り)参加
12:30-13:30 まるやま組ランチ
13:30-14:00 活動紹介1(萩野由紀さん)まるやま組の活動
14:00-14:30 活動紹介2(農村工学研究所・栗田さん) まるやまの景観変遷
14:30-15:00 活動紹介3(地域環境学ネットワークから)
15:00-16:00 議論
活動の概要
ひよこ組に集まる若手メンバーは、全国各地で地域に入りこみ、あるいは自分が育った地域で、地域のために自分に何ができるのかを考えながら、日々格闘しています。
問題解決型研究や、多様な主体との協働による地域づくりなど、新しい課題への取り組みの最前線での経験と課題を持ちより、研究者として、地域づくりの担い手としての実践に活かすことを目標としています。
今後は、メンバーのフィールドを訪問する研究会、「季刊ひよこ」(仮)の発行などを行う予定です。Facebookでも情報交換・議論も行っています。
メンバー
赤石 大輔 | : | 京都大学フィールド科学教育研究センター 特定助教 |
穴原 奈都 | : | 三宅島自然ガイド /三宅島海洋教室実行委員会 |
五十嵐 翼 | : | 新潟県山古志村 |
一條 みろ | : | 対馬野生生物保護センター 普及啓発・地域社会づくり担当 |
太田 陽子 | : | 西日本草原研究グループ /NPO)緑と水の連絡会議 受託研究員/秋吉台科学博物館 学芸委員 |
大西 秀之 | : | 同志社女子大学現代社会学部システム学科 教授 |
金尾 滋史 | : | 滋賀県立琵琶湖博物館 学芸員 |
上村 真仁 | : | 筑紫女学園大学現代社会学部現代社会学科 准教授 |
川口 幹子 | : | 一般社団法人 MIT /対馬里山繋営塾 |
菊地 直樹 | : | 金沢大学人間社会学域附属地域政策研究センター 准教授 |
金城 達也 | : | 東京大学, 大学院情報学環・学際情報学府 特別研究員 |
小林 秀樹 | : | パルシステム生活協同組合連合会 |
佐川 鉄平 | : |
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佐藤 崇範 | : | 島嶼地域科学研究所 特命助教 |
清水 万由子 | : | 龍谷大学政策学部 准教授 |
白川 勝信 | : | 芸北 高原の自然館 主任学芸員 |
寺林 暁良 | : | 北星学園大学文学部 専任講師 |
永野 昌博 | : | 大分大学 理工学部 准教授 |
浪崎 直子 | : | 国立環境研究所 サンゴ礁学事務局 |
西野 ひかる | : | アマモサポーターズ 代表 |
二宮 咲子 | : | 関東学院大学人間環境学部人間環境デザイン学科 講師 |
福永 真弓 | : | 東京大学大学院新領域創成科学研究科 准教授 |
星(富田) 昇 | : | 日本EIMY研究所 主任研究員/EIMY湯本地域協議会 |
活動の記録
掲載準備中