【氏名】
田内 裕之
【所属】
森林総合研究所森林植生研究領域 領域長
【関連リンク】
http://2410style.jp/
【プロフィール】
高知県に赴任した平成22年度4月より、農山村における農林業を中心とした地域活性に関する活動を模索していたところ、仁淀川流域で活躍する団体 と出会いました。その一つは、自伐林家方式を提唱し、すでに一つの集材・供給方式を確立したNPO法人土佐の森/救援隊であり、もう一つは仁淀川 町を中心に、自然資源を再発掘し地域での生業つくりを進めているによど自然素材等活用研究会でした。この2つの団体やそれらと関係している人々と 話をするうちに、自然資源の再発掘とそれを利用した生活が地域の中で雇用を生み、地域の中で経済が回り、人口の還流に繋がることを確認し合いまし た。そのためには、日本の農山村が昔から行ってきた複合経営的な生活を復活させ、副業的なつまり年間数万円から数十万円程度の生業を複数組み合わ せて安心した生活ができる形を作り(百業づくり)、地域資源で基本的な生活が出来、一部は都会などで販売して収入を得る、派手ではないがそこそこ に暮らしていける心豊かな生活(我々はBスタイルと提唱)の復活を目指した活動を行っています。その一つとして、平成22年度に採択された、 JST-RISTEX研究開発プログラム「地域に根ざした脱温暖化・環境共生社会」の一つ、「Bスタイル:地域資源で循環型生活をする定住社会づくり」と言うテーマで実践活動を開始して います。