【氏名】
小林 秀樹
【所属】
パルシステム生活協同組合連合会
【関連リンク】
http://www.pal.or.jp/sanchoku/
【プロフィール】
(自身が 食糧農業政策室 交流政策課 主任を勤めるパルシステムにおいて)① 畜産用国産原料飼料の流通を目指した取り組みを進めています。輸入原料による畜産飼料の使用を減少させ、エネルギー問題の観点と、地域資源の有効活用、地域農業の復興と安定を目的にしています。具体的には、「輸入穀物」の使用割合を減少させ、耕作放棄地を中心に「飼料米」を作り、国内農業生産を推進することで地域環境の保全し国産自給力向上も併せ持つ活動です。② 沖縄恩納村の海を豊かにする目的に「サンゴの植付」活動を行っています。地域を柱に協議会を結成し、販売商品の売上の一部をサンゴの再生活動に結びつけ、地域環境の保全と豊かな海を未来に受け継ぐ事業を進めています。協議会は恩納村漁協(比嘉義視さんは地域環境学ネットワークメンバー)、井ゲタ竹内(竹内周さんは地域環境学ネットワークメンバー)、恩納村役場、そして私が所属するパルシステム連合会の4者で締結しています。③ 木を植える「植樹活動」を通じて豊かな海を守り再現する活動を行なっています。約10年前から北海道野付半島にて、海の環境を豊かにすることを目的に、植樹をつうじて綺麗な川を取り戻し、結果として生命力のあふれる海を守る活動を行なっています。100年構想として始めたこの植樹活動で、現在約10,000本の樹が植えられています。④ 取引産地との間に「交流事業」「公開確認会」「生きもの調査」等の活動を行なっています。「交流事業」は消費者である組合員が直接産地を訪れて地域の環境・文化・歴史・食、そして人との交わりを体感しながら学ぶ交流ツアーです。「公開確認会」は栽培記録や生産基準を組合員自ら産地で確認する仕組で、生産者と組合員がお互いを客観的に評価でき信頼関係を増す場としています。「生きもの調査」は田んぼを中心にして地域環境に負荷をかけない農法が生物の多様性を生み出すことへとつながることを体感し理解するプログラムです。